vSAN Practice Quiz(Exam) / vSAN 知識チェック 練習問題作成してみました。
vSAN 練習問題へのアクセス誠にありがとうございます。
本記事で提供しておりましたvSAN Skill用練習問題については、新規URL上での公開に変更しております。これまで利用頂いておりました問題と同じ問題にチャレンジすることが可能です。
誠にお手数をおかけしますが新規リンクにアクセスの上ご利用のほどよろしくお願いいたします。
※新規リンクへの移行理由としましては、今後の技術情報更新は全て新規URL上で行うためです。
VMware vSAN 6.7 U1 Deep Dive (English Edition)
- 作者: Cormac Hogan,Duncan Epping
- 発売日: 2018/12/09
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
VMware vSphere ESXi vCenter 環境における特殊文字、文字数制限について
トレーニング内でも、立ち話的にもよく”vSphere上での文字数の制限"について質問を受けます。私自身、いつも次のようなソースを紹介することが多いので、備忘録という視点で今回は本記事を掲載します。
各記事のキャプチャ内には、対象となるvSphereのバージョンなどもありますので、
そちらも合わせてご確認下さい。
【特殊文字】
Troubleshooting issues with VMs or datastore names containing special characters (2046088)
要約:特殊文字は使わないように、との事。
例えば、%, &, *, $, #, @, !, \, /, :, *, ?, ", <, >, |, ;, 'に代表されるようなもの。
利用する文字の種類は"RFC952"に準ずる必要がある。これは私が個人的に聞いた話ですが、2018年2月時点でリリースれているvSphere 6.5もこれに準拠されているようで、
本KBのWebページ自体は5.5までが対応に見えますが、将来的に直近のバージョンも追加されるとの事です。
【文字数制限】
要約:vCenter Server 5.0以降では仮想マシン名の文字数上限は80文字である。
それ以前は仮想マシン名の文字数上限は32文字である。
要約:レガシーなバージョンのvSphereでは、FQDNは255文字以下、ホスト名は31文字以内であることとされている。
【文字コード】
VMware vCenter Server 6.5 Update 1 リリース ノート
要約:文字コードとしては、ASCIIに属する文字入力をするようにしましょう。
加えまして、将来的に新しくリリースされるvSphereなどの製品に対しては、それに該当するリリースノートを参照下さい。
また今後情報を見つけましたら更新をしようかと思います。
VMware NSX : NSX Managerの保護 (バックアップ / 冗長性 / 高可用性)
さて、久しぶりに技術記事を書きます。
まずはVMware NSXを語る上で、”NSX Manager”は大事な要素です。
多くの素晴らしい記事がネット上には存在するので今回はNSX Managerが何であるか、までは多くは記述致しません。
また機会があればこれをどこかで触れたいと思います。
NSX Managerは、VMware NSXに於いて、管理プレーンを提供する仮想マシンです。
NSXのデプロイの1stステップとして、NSX Managerのデプロイがあります。
OVAファイルは、MyVMwareから入手頂くわけです。
最近の仮想化環境において、こうした特定のサービスを提供してくれる特殊な仮想マシン、というのは珍しくなくなってきています。
仮想マシンということで、次のようなオペレーションが実施出来るわけです。
- クローン
- スナップショット
- vSphere HAによる保護
- vSphere FTによる保護
- vSphere Data Protectionによるバックアップの可否
例えばですが、これらだけを見ても”NSX Manager”はこれらをサポートするのか?という純粋な疑問が生まれるわけです。
私が受講生の立場なら、この辺は間違いなく質問をする所ですので先んじて調べて見ました。今回は、私が自身の検索により見つけることが出来た公式ソースを紹介致します。
- バックアップとリストア
Backup and restore of VMware NSX for vSphere 6.x components (2144087)
VMware NSX for vSphere 6.x コンポーネントのバックアップとリストア (2145635)
一言で申し上げれば、NSX Managerのインターフェース上から実施が可能です。
また、VMwareでは上記記事掲載時点ではこの方法が唯一のサポートされた方法であると名言されています。(将来的には変更されるかもしれませんが)
また、私のvSAN記事でもよく登場するCormac氏が、かなり以前にVDPを使ってNSXの幾つかの仮想アプライアンスのバックアップとリストアにチャレンジをしています。上記KBに基づけば公式な方法では無いためか、リストアの際にEdge Service Gatewayというコンポーネントのリストアで奮闘している記録が読めます。
- 冗長化、高可用性
次にNSX Managerの冗長化です。vSphere HAを利用することで、NSX Managerの耐障害性を保持することが出来ます。
High Availability of NSX for vSphere Components
The NSX Manager instances of both stacks run on the management cluster. vSphere HA protects the NSX Manager instances by ensuring that the NSX Manager VM is restarted on a different host in the event of primary host failure.
Cluster Design for NSX for vSphere
上記のページからであれば、他のNSXのコンポーネントのHA保護についても記載があります。
以上です。今回の纏めは次の通りです。
VMware NSXの種類について(NSX for vSphere / NSX-T)
皆様、新年明けましておめでとうございます。
しばらくネット社会と切り離されたところで過ごしていたため、やや記事投稿の間隔が空いてしまいましたが2018年もどうぞよろしくお願い致します。
さて突然ですが、VMware NSXはネットワークの仮想化製品として知られていますが、複数の種類の”NSX"が存在することをご存知でしょうか。
VMware Doc(ドキュメント センター)で、全ての製品を一覧表示してみます。
2つの製品が表示されているのが確認出来ますね。
2018年1月時点では、以下2つの製品が存在します。
- VMware NSX for vSphere
本製品は、VMware vSphere環境に対するネットワーク仮想化製品です。
ドキュメント ページはこちら
- VMware NSX-T (Tは、TransformationのTです)
本製品は、vSphere以外のハイパーバイザーである”KVM"を始め、コンテナやパブリック クラウドなどの新たなテクノロジーに対するネットワーク仮想化製品です。
ドキュメント ページはこちら
このキャプチャは、VMware NSX-T 2.0 インストールガイドの”システム要件”より抜粋しています。
元々VMware NSXは、VMware社がNicira Networks(ニシラ ネットワークス)社を買収し、同社の製品であった”NVP”とVMware社の当時の製品であった”vCloud Networking and Security(vCNS)”を統合して誕生したという歴史があります。
※Nicira Networksの買収記事はこちらを参照下さい。
当時のNVPでは、vSphereだけではなく他のハイパーバイザーもサポートをしていた事から、現在のようにvSphere以外のハイパーバイザー プラットフォームにおいてもNSXが存在しています。
なお、VMware NSXが登場した当初は、”VMware NSX for Multi-Hypervisor”という製品が有りましたが、現在では同製品は名称を変えて”VMware NSX-T”となっています。
Download VMware NSX for Multi-Hypervisor
如何でしたでしょうか。個人的には、サーバーとストレージの仮想化は今では標準的なテクノロジーとなってきましたが、ネットワークとセキュリティは単一のプラットフォームを越えて管理、制御をしていく必要があるため、前者2つと比べると課題のポイントは大きく異ると言えます。
まずは年始めに、VMware NSXのあり方と歴史について、ライトな記事でスタートしてみました。今後もちょくちょくVMware NSXを始め、vSphere、vSANなどの記事を今後も継続していきますのでよろしくお願い致します。
VMware おすすめ 勉強/学習 書籍の紹介
<著者からのお願い>
本記事の改訂版として以下のリンク内に更新記事を掲載しております。最新の情報をご確認頂くため、こちらのリンクをご覧ください。
なお、はてなブログ上の本記事については今後更新は行いませんので、ブックマークなどをされている読者様は、恐れ入りますが新ブログを改めてブックマーク頂くようお願い致します。
このBlogはvExpert Advent Calendarに参加しています。
https://adventar.org/calendars/2248
※本記事で紹介している無償電子書籍の提供期間及び掲載方法は掲載元によって予告なく変更される可能性があります。当該の変更に伴う必要費用の変更や情報の変更については当ブログでは一切の責任を負いかねますので、その点ご容赦頂きご一読願います。
もう間もなくクリスマスシーズンということで、ちょっと早いですが皆様にクリスマスプレゼントです。
ということで私が把握する中で、特にお勧めの無償電子書籍のご紹介です。
※紙媒体の同一、類似本の紹介も含んでいます。(こちらは有償書籍です)
ここで紹介している書籍以外にも、世の中には素晴らしい仮想化の書籍は多く存在しますが、”私インストラクターYamatoが日々スキルアップ、業務のため”に使っている、これから使う予定の書籍として、今回紹介をしています。
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Rubrik | eBook: VMware vSphere 6.5 Host Resources Deep Dive
<書籍レビュー>
vSphere 6.5をベースとしたESXiホストが保有、管理するリソースの使われ方についての非常にディープな内容で紹介されている書籍です。仮想化に関する書籍であるにも関わらず、CPUの内部アーキテクチャや仕組みなどについて紹介が多く、これまでのVMware書籍とは違ったカラーの本だと言えます。
メモリについても、ハードウェアの側面での仕組みやvSphereの側面でのバルーニングの動きなどの記述もあり、読み応え抜群です。現在英語版しかありませんので、英語の勉強にも使えるのではないでしょうか。
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Introduction to the book - vSAN Essentials 6.2
<書籍レビュー>
恐らく2017年12月時点では、唯一のvSANの書籍ではないでしょうか。(私が把握していなかったらごめんなさい)
vSANを始めとしたHCI市場は、ここ数年で盛り上がりを見せているわけですが、新しいテクノロジーの学習には、まずオフィシャルな教科書が欲しいという方も多いと思います。
vSANはドキュメントも優れていますが、ドキュメントと教科書は別もの、という方も多いのではと思います。この書籍は、まさにvSANを知るための初めての一冊としてお勧め出来る、理由としてはvSANの開発に携わっているCTO(最高技術責任者)のお二人、ダンカンとコーマックが監修しているという点です。
”中の人”が作った書籍、という点では信頼性抜群ですね。
無償Webページ版はこちら / 無償電子書籍版はこちら(PDF / EPUB / MOBI) / 有償紙媒体の書籍はこちら
* 無償版 vSAN 6.2, 有償紙媒体版はvSAN 5.5対応です
* 無償版には上で表示している表紙は無いので、イメージ図として掲載しています。
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Introduction · vSphere 6.0 U2 HA Deepdive
<書籍レビュー>
こちらもCTOであるダンカンが執筆している書籍です。(中の人の本ということです。)
この書籍は、紙媒体で同一のものはなく、大変近いものとしては、”VMware vSphere クラスタ構築/運用の技法”があります。(これもダンカンの書籍であり、HA以外にもDRSなどの他のクラスターについても記述されています)
これも私の知る限りですが、こちらの”VMware vSphere クラスタ構築/運用の技法”は販売されている書籍では唯一vSphereのクラスター構築に特化している日本語版書籍だと言えます。(基本アーキテクチャから構築のポイントや障害時点での動作紹介など)
ですので、この書籍は上記2冊とは違い、無償版と有償版が異なる書籍である点をご注意ください。
vSphere HAの基本及びvSANとのコラボレーションについて知りたいあなた=Web及び電子書籍版がお勧め(無償版)
日本語でvSphereのクラスターの基本を知りたいあなた=紙媒体書籍版がお勧め(有償版)
無償Webページ版はこちら / 無償電子書籍版はこちら(PDF / EPUB / MOBI) / 有償紙媒体の書籍はこちら
* 有償紙媒体版は、同一書籍でなく類似のものを掲示しています。
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Network Virtualization for Dummies
※こちらは入手のためにはユーザー登録(無償)が必要です。
※ちなみに、For Dummiesというのは超初心者のための、という意味があるんですね。
<書籍レビュー>
ネットワークの仮想化は、以前にも取り上げたように利点や必要性がまだまだこれから浸透していく製品だと思っています。ですから、まずは”なぜ必要なのか?”というコンセプトの理解をするのにはとても良い資料だと言えます。やはりトレーニングなどでも新機能や新しいテクノロジーを伝える際には、私も”コンセプト”、”いつ”、”なぜ”使うのか、ということから説明をするようにしていますので、共感出来ます。
※こちらは入手のためにはユーザー登録(無償)が必要です。
以上です。年末年始、まとまった時間がある際は、是非スキルアップして業務上の同僚を驚かせてみては如何でしょうか?
VCPを初めて取得、受験する際の流れ、条件について[VCP6-NV編]
前回に引き続いて、VMware NSXに対する資格である”VCP-NV”の取得方法のご紹介です。
前回はvSphereの認定資格であるVCP-DCVを紹介しました、詳細は以下のリンクからご覧ください。
今回のお題はこちらです。
お題:VCP-NVの取得条件について
”必須トレーニングを受けて、2つの試験を受けて取得をする”と思っている方は、実は半分正解といった所です。
さて、まずは公式ソースを確認してみましょう。
VMware Certified Professional 6 – Network Virtualization (VCP6-NV) | United States
大きく分けて2パターンあります。
まずPath 1ですが、お察しの通りVMware認定のトレーニングを受講していれば、後は2つの試験合格で、認定を受けることが出来ます。
対象トレーニングは次の通りです。いずれもVMware NSX絡みですね。当然と言えば当然です。
これはとても有名な方法ですね、ですが私が皆様にお伝えしたいのは以下のもう1つのプロセスです。
なんと、有効なCiscoのCCNA、CCNP、CCIE以上を保持していれば、なんとVMwareトレーニングをの受講を行わずとも、資格認定試験の合格のみでスキル認定を受けることが出来ます。
これまで、VMwareの認定スキルと言えば、基本的にトレーニング受講有りきなわけですが、NVだけは珍しくもこうしたパスもあります。
これは公式トレーニングを行っている一インストラクターという視点では、非常に良い事だと感じました。
理由としては、VMware NSXを知るためには、”基本的なネットワーク知識”を持っていることが前提となるわけです。コースの内容を考えた場合、基本的なスイッチの動きやブロードキャストのデメリット、ARPプロトコルとは、といった内容を把握している方であればこそ理解出来る内容もあります。
私は、Cisco資格もCCNP Switchまでは持っていますので、その点は非常に共感が出来ます。
勿論、Cisco資格を保持している方であっても、VMware NSXの公式コースは受けて頂くことで、よりNSXについて知っていただっけますので、受けていただくことに越したことはありません。
以上で今回のまとめに入ります。
- VCP6-NVの取得条件は次の通り
- 2パターンのパスが存在する
- パターン1は、正規のトレーニングコース受講+2つの試験合格
- パターン2は、Cisco資格であるCCNA以上を保持している+2つの試験合格 - ネットワークの基礎知識固めを忘れずに
- VMware NSXは、VMware製品でありますが、其の根幹は一般的なネットワーク知識にあります。これをなくしては取り扱えない製品となります。
Ciscoでも良いですし、それ以外にも何かしらネットワークの知識を自己学習しておくことをおすすめしたいと思います。
今後別回で、私が過去にネットワーク知識の学習に利用したサイトをご紹介させていただきたいと思います。