VMwareな日々

VMware環境関連の管理者/導入/トラブルシュートなどに役立ちそうな情報を備忘録として掲載とその他を少々投稿していくブログ

Ruby vSphere Consoleの使い方(vsan.obj_status_report編)

いつも帰宅後にHOLを起動し、動作テストを行うのですが、夏場になり、夏バテでしょうか。昨日はすぐに休んでしまい、今朝の更新となりました。

 

ということでおまたせしました、1日ぶりの更新です。

さて、今回は"vsan.obj_status_report"というコマンドです。

オブジェクトのステータスを表示する、と解釈出来る内容ですね。

それではコマンドの出力結果を複数用意しましたので、それぞれ確認して行きましょう。

 

VMが一つも存在しない状態

f:id:instructor8010:20170713064849p:plain

オブジェクトもコンポーネントも0ですので一覧には何も表示されません。

VMがいなければ、オブジェクトが存在しないのは至極当然と言えますね。

では、VMを1個作成してみましょう。

 

VMが1つvSANクラスター上に存在し、正常な状態

f:id:instructor8010:20170713065025p:plain

1台のVMを"vSAN Default Storage Policy(RAID1, FTT=1)"で保護しています。

ですので、ホームスペースとvmdkの2つのオブジェクトが存在しており、それぞれは3つのコンポーネントで保護されています。

これらの情報が上の表で示されています(3個中3個のコンポーネントが全て利用出来るオブジェクトが、2つ存在する、という意味合いですね)

 

VMホームスペースオブジェクトはホスト01、02、04にて保護されていますね。

f:id:instructor8010:20170713065641p:plain

 

VMDKオブジェクトはホスト02、03、04にて保護されていますね。

f:id:instructor8010:20170713065855p:plain

ここでホストをメンテナンスモードにして障害を起こします。

本環境は4ホストのvSANクラスターなので、1台をメンテナンスモード状態にします。

今回はホスト01号機(esx-01a.corp.local)で実施をしてみます。

予測される動作としては、VMホームスペースオブジェクトはこの01号機によりコンポーネントが保護されているので、このオブジェクトが影響を受けると考えられます。

 

結果はこちらです。

f:id:instructor8010:20170713070350p:plain

予想通りですが、2/3(Reduced)と書かれた行が登場しました。オブジェクトを保護するコンポーネントが1つ不在になってしまっており、残り2つであるという状態です。

 

vSphere Web Clientからも、以下のように状態が変化をしています。

f:id:instructor8010:20170713070459p:plain

 

以上です。

なお、コマンド内では2つの表が表示されていましたが、下の表は孤立状態のVMについての同様のけっかを表示します。

結論:このコマンドでは、vSANクラスター上で保護されているオブジェクトとコンポーネントの状態を表示するコマンドである

障害発生時の問題発生範囲を、オブジェクトとコンポーネントの視点で把握が出来る