VMwareな日々

VMware環境関連の管理者/導入/トラブルシュートなどに役立ちそうな情報を備忘録として掲載とその他を少々投稿していくブログ

Ruby vSphere Consoleの使い方(vsan.resync_dashboard編)

もう間もなく、このRVCのvsan.support_infoシリーズも終わりを迎えます。

回を重ねるごとに、新しい発見もあるので、なかなか楽しくブログを書くことが出来ました。

 

さて、今回のコマンドは"vsan.resync_dashboard"ですが、vSAN 5.5ユーザーの方はお世話にならざるを得なかったコマンドだと言えます。

そして、vSAN 6.0以降はこのコマンドに相当する機能が、vSphere Web Clientに登場しました。

 

 

このコマンドでは、コンポーネントの再同期の様子、進捗をモニタリングすることが出来ます。

従来のRAIDで言えば、リビルドの進捗を見る、ストレージ管理ツール、とでも言えます。

 

さて、まずコマンド出力の様子を確認してみましょう。

f:id:instructor8010:20170708131427p:plain

非常に見た目はシンプルですね。項目としては次の2つが閲覧出来るようです。

  • 同期中のオブジェクト数
  • 残る同期のデータ量

続いてGUIでの同じ画面を見てみましょう。

f:id:instructor8010:20170708132051p:plain

このような画面です。項目としては次の内容が確認可能です。

  • 同期中のオブジェクト数
  • 残る同期のデータ量
  • 同期の完了目安時間

これらの図では、同期が走っていませんでしたので、強制的に再同期が走るケースを作り出したいと思います。

 

■シナリオ

VMを1台作成し、RAID1, FTT=1で保護する。コンポーネントを保護するホストをメンテナンスモードにし、同期を誘発させる。

 

★補足★

vSANではホストレベルの障害は、即時障害扱いとはなりません。障害の種類が2タイプあり、”不完全(Absent)”と呼ばれる症状として認定され、デフォルトでは60分間の障害検知タイマーがタイムアウトしてから、再同期動作が走ります。

 

ですので、まずこの値を変更しておきます。デフォルト値の60が入っています。

f:id:instructor8010:20170708140243p:plain

ここを1に変更すれば、メンテナンスモード投入後、1分で再同期が走ると言えます。

f:id:instructor8010:20170708140359p:plain

f:id:instructor8010:20170708140428p:plain

この後CLOMDサービスを再起動します。詳細はこちらをご確認ください。

kb.vmware.com

 

準備が整いました。

f:id:instructor8010:20170708143337p:plain

現在"Test-VM"のコンポーネントは1号機、3号機、4号機によって保護されています。

今回は3号機をメンテナンスモードに設定します。メンテナンスモード設定後1分以内はコンポーネントはAbsentとなると予想されます。

 

まず想定通りの動作です。コンポーネントアクセスができなくなり、Absent表示に変化

これに呼応し、ポリシー準拠ステータスもNoncompliantに変化します。

f:id:instructor8010:20170708143510p:plain

 

1分後、再同期が開始されました。

Absentのステータスはそのまま残り、新たに再同期のコンポーネントが登場しました。

f:id:instructor8010:20170708143607p:plain

この後、GUICLIでの同期ステータスチェックを行います。

※残念ながら、仮想環境上でデプロイが出来るVMDKサイズが小さく、一瞬で同期が終わってしまいました。

※何度も何度もメンテナンスモード投入などを行ったので、以下2枚の図では同期対象のホストが異なりますが、上記の理由によるものです。

 

まずGUIでの同期ステータス状況です。開いた瞬間残り時間0秒でしたので、ギリギリアクセスが出来たような状態です。

f:id:instructor8010:20170708143946p:plain

 

次にCLIでの同期ステータス状況です。コマンドを実行したタイミングの情報を取ってくる動きのため、リアルタイムな画面更新はありません。

何度かコマンドを連続で実行していたのですが、一瞬だけ同期の様子を確認することが出来ました。

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以上です。

 

結論:コンポーネントの同期は、GUI/CLIいずれでも確認は可能である。

参照出来る情報には差があり、いずれもリアルタイムでの情報更新はありません。

(なお、検証動作環境はVMware Hands on LAB HOL-1708 vSAN 6.2 from A to Zより)