出張 in 廈門 <NSX Day 1 編>
本日より、VMware NSXコース in 厦門が始まりました。
観光日記みたいになっていましたが、仕事です。一緒に受ける人がほぼネットワーク熟練者ばかりです。CCIEホルダーも居るようで、なかなかシニアな経歴の人が多く刺激的です。
さて、話を元に戻すとNSXが何かというとネットワーク仮想化製品です。
といっても、ネットワークの仮想化ってのがそもそもピンと来ない人が多いと思います。加えて言うなら、ネットワーク自体が苦手で、避けたい人も多いと思います。
ネットワーク機器の運用管理で抱える大きな課題は次の通りです。
ケーブリングについては、”Data Center Cabling”でググれば画像検索で色々画像がでてきます。きれいなもの、汚いもの色々あります。
汚いのは例外ですが、きれいなものは一度固定で組むと、あとでネットワーク構成を変えるときの作業が大変です。
社内組織の変更や戦略の変更などがあれば、IT資産の運用手法が変わることも多いです。
またITベンダーの価格競争の結果、既存環境強化の予算で購買出来る製品は常に特定のベンダーのものとは限りません。つまりマルチベンダー構成になる可能性は大いに有りえます。
IT管理者からすればありえないことですが、ファイナンス部門からすればそんなことはお構いなしだったりします。こうなると管理者は複数の管理コマンドを覚える必要が出るわけです。
後はESXiやvCenter Serverなどの登場により、仮想マシンがより迅速にデプロイ出来るようになったものの、ネットワーク側の度重なる調査や調整でビジネスの速度が鈍化することなども有りえます。
どの問題も単一でも大変ですが、複合的に起きると更に面倒です。
こうした問題、課題をクリアにしてくれるのがVMware NSXだと考えて頂くと良いでしょう。
※勿論ここで挙げている例は一部にしか過ぎません。
VMware NSXでは、”NSX Manager”と呼ばれるアプライアンス(仮想マシン)を展開し、これを通じ上記の問題を解決するための様々な要素をデプロイ、設定していきます。
NSXではレイヤー構造が次のように有り、NSX Managerは管理機能をユーザーに提供します。
次に制御としては、コントローラークラスターという考え方があり、一般のスイッチで言うテーブル情報を保持し、データIOはこれらの情報に基づいて提供されます。
具体的には最低3台のコントローラークラスターノードを構成し、これらがIOのルールを制御しています。
本日は概要的な内容でしたので、この2つが中心の実習操作を行い終了。
明日からコアな内容に入っていきます。今日の内容の加筆も明日少し行う予定です。