VMwareな日々

VMware環境関連の管理者/導入/トラブルシュートなどに役立ちそうな情報を備忘録として掲載とその他を少々投稿していくブログ

【Dell EMC Proven】PowerEdge認定資格の紹介【Did you know?】

最近”もっと早く知っておきたかった!”と言われるのが、”PowerEdge認定資格”です。

当ブログのタイトルにある、VMware製品を動かすためには、ベースとなるx86サーバーは必要ですよね。

技術をお伝えする上では、やはりハードウェア、ソフトウェアなどマルチな側面を理解しているに越したことはない、と感じる次第です。

 

実はDell Technologiesとしては、既にx86サーバーに対する認定資格が存在します。

本記事投稿時点では2つの科目が存在し、Associate資格とSpecialist資格です。

Dell EMC Proven Certification Framework

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全部で4段階のスキルレベルが規定されています。

 

つまり、現在PowerEdgeについては最も基本的な2つの科目が存在していることになります。出題範囲や認定基準については、以下のリンクから確認ができます。

詳細:Specialist Implementation Engineer PowerEdge Exam

詳細:Associate PowerEdge Exam

 

この認定を受けた人材は、PowerEdgeに対する導入、初期設定、トラブルシュートについての知識があるエンジニアであるということが公に認められます。

 

また認定されると、以下のように認定ロゴが発行され、Acclaimというサービス上でスキルが掲載されます。

www.youracclaim.com

 <よくある質問に対する回答>

  • Q. 予約方法は?
    A. 受験はピアソンVUEから申し込みます。Link
  • Q. 受験日時はいつ?
    A. 受験日時は会場の空き状況に基づくため、いつでも受験は可能です。
    テストセンターの検索は右記リンクより確認ください。Link
  • Q. どのような問題が出るのか?
    A. 練習問題が無料でチャレンジ可能です。本番の雰囲気を事前に掴むことが可能です。Link

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  • Q. 試験の一覧はありますか?
    A. はい、こちらのリンクをご覧ください。Link
  •  

    Q. 試験は英語ですか?
    A. 基本的には英語ですが、一部試験は日本語訳も完了しています。

なお、本記事はあくまでも非公式なソースであり、一個人の掲載物あることをご留意下さい。本情報以上の情報や最新情報については公式のDell EMC エデュケーションサービスのホームページをご確認ください。

(本記事投稿時点で、該当サイトがメンテナンス中でしたので、後ほど該当リンクを掲示致します)

 

【VCP 2019】VMware 認定資格名称変更と認定試験公開に関するアップデート【2019年版】

皆様、新年あけましておめでとう御座います。今年もよりホットな情報をお届けするとともに、本ブログ以外でのアウトプットも是非勢力的に行っていける年にしたいと思います。

 

2019年第1弾の投稿は2019年に際しリニューアルされるVCPの情報です。

情報ソースは以下の通りですが、一足早くポイントを抜粋しながら以下の記事を日本語化してみたいと思います。

※尚当ブログ内本記事は、投稿時点での以下の記事の概要及び和訳です。

※原文ブログ内の更新や試験に関する変更に伴う変更差分が発生する可能性がありますので、その点についてはご留意の上記事をお読み頂けますと幸いです。

It’s January…time for the new 2019 VCP certifications! - VMware Education Services

 

blogs.vmware.com

 

<本記事のポイント>

  • 今後は認定資格の名称には、認定取得年度の年が認定名称に含まれます
    (例:2019年に合格したVCP-DCVは、"VCP-DCV 2019"となります)

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  • この変更のメリットは、認定保有者自身または第三者の視点においても認定取得に対する時期が確認出来、より最新技術を保有している人材であることを確認出来ることや、認定資格失効時期を容易に確認出来ることが挙げられます。
  • 認定試験は、引き続きソリューションごと(vSphere/Horizon/NSX/vRA/Workspace ONE)で提供され、それらは製品のバージョンごとに提供される。
  • 新しい認定試験がリリースをされると、本記事投稿時点でのVMwareのポリシーでは4ヶ月を目安に旧資格はリタイアとなる。(受験不可となる

以上です。昨年11月のVMworld EMEAで聞いた通り、年始に認定資格についてのアップデートを発表すると聞いていましたが、この事だったようです。

 

既にvSphereやNSXなども新バージョンでの資格試験提供が上図内でも発表されていますので、長らく取得を考えていたが、まだ受けてなかった、という方は是非お早めに受験されることをおすすめいたします。

【vSAN画像まとめ】vSANクラスター内でのディスク1本障害 画像キャプチャーまとめ

本記事では、VMware HOL環境を用いて、障害をシミュレートした結果を画像と解説を入れながら、次の4つのシナリオ向けに纏めています。

  1. キャパシティ ドライブ1本障害:重複排除無しの場合
  2. キャッシュ ドライブ1本障害:重複排除無しの場合
  3. キャパシティ ドライブ1本障害:重複排除有りの場合
  4. キャッシュ ドライブ1本障害:重複排除無しの場合

記事内では、各事象に対する障害箇所確認と、物理的なドライブ交換前後の画面操作を紹介しています。

 

<免責事項及び諸注意>

環境情報については、次のHOLに準じます。(vSAN 6.7ベースでの情報です)

HOL-1908-01-HCI - vSAN v6.7 - Getting Started

同環境内にて、ESXiホスト3台(各ホスト1ディスク グループ構成, 1ディスク グループ当たり20GBのキャパシティを提供)の環境をベースに、ドライブ1本障害のみを複数のシナリオで解説しています。ドライブ障害に伴う画面確認や物理的なドライブ交換後のGUI上の作業手順を紹介しています。将来的な製品アップデートに伴う仕様変更並びに環境依存設定やストレージポリシー、仮想マシンのサイズなどにも依存し、本記事の内容が適用しないケースもあるため、本記事を参考とした結果のデータロストなどは一切責任を負いかねる点をご理解頂いた方のみ記事の内容をご確認下さい。記事内部の内容についても、ブログトップで記述があるように一個人の検証結果レポートという記事である点も合わせてご留意下さい。(特定の所属団体が推奨とする保守作業手順でもございません)

vSAN製品をご購入されたベンダーによっては特殊な管理アプライアンスを経由した交換手順を推奨または必須かしている場合もありますので、本記事内の手順を実施する前に購入元にお問い合わせにて、本記事で紹介が無い差分作業などがあるかを確認されることをお勧めいたします。

 

<シナリオ1>

キャパシティ ドライブ1本障害:重複排除無しの場合

このケースは、最もメジャーな障害ケースだと言えるかもしれません。

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重複排除と圧縮(無効) / キャパシティ ドライブの障害のケース

上図のように障害発生をさせた単一のドライブのみが障害ドライブとしてマークされます。試しにvSphere Web Client上からこのドライブの取り外しを試みてみましょう。

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障害ディスクを選択後、ディスクの削除メニューをクリックします。

ディスクの削除を行う際ですが、メンテナンス モードの時のように操作対象ドライブ内のデータの移行有無を問われます。

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障害が発生し、データアクセスが出来ない場合にデータ移行を試すと次のようにエラーが返されます。

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中のデータにアクセスが出来ないので、そもそも移動は出来ませんよね。

気を取り直して、”データを退避しない”を選択して作業を進行します。無事、障害ドライブの切り離しに成功しました。

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キャパシティ ドライブの数が2本から1本に減りました。

 この後は保守作業を行うとすれば、障害ドライブを物理的に取り外し、新規ドライブを挿入し、既存のディスク グループに追加をします。

新規ドライブを追加したいディスク グループを選択し、ドライブを追加します。

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リストの上の方にある”緑のプラスマーク”が目印のアイコンから、ドライブ追加作業が可能です。

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追加をしたいドライブを選択して、OKボタンをクリックします。

追加操作後、無事に1キャッシュ ドライブ、2キャパシティ ドライブの構成に戻りました。

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これで無事作業完了と言えます。

念の為vSAN データストアのサイズも60GBに戻ったかを確認します。

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60GBに戻っていますね。完全に正常に戻ったと言えます。

ところで、上図内では問題は解決したにも関わらず黄色で目立つ”アラーム”が継続発生しています。アラームは、ユーザーによる確認をしたことを伝えるアクションを行う必要があるため、”確認”または”緑にリセット”をクリックするまでは残り続けます。

完全に表示自体を消す場合は”緑にリセット”をクリック頂ければOKです。

 <シナリオ2>

キャッシュ ドライブ1本障害:重複排除無しの場合

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重複排除と圧縮(無効) / キャッシュ ドライブの障害のケース

キャッシュ ドライブの障害=ディスク グループレベルでの障害相当となります。

実際、同一ディスク グループ内のキャパシティ ドライブは見た目上エラーはありませんが、実際にvSAN データストアの容量を見てみると20GB分減っています。 

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図内右下の”vSAN容量”内のゲージの最大値が39.99GBと、約40GBを示しています。

ユーザー視点では”たった1本のキャパシティ ドライブの障害で、なぜキャパシティが2本分減ってしまうのか?”と感じてしまうかもしれません。これは現時点でのvSANにおけるディスク グループの仕様によるものです。

この場合、物理的にキャッシュ ドライブ(SSD)を交換するケースでは、通常ディスク グループ自体の削除と再作成を行います。

今回は実験としてディスク グループの削除では無く、キャッシュ ドライブ単体の削除を試してみます。

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障害が発生したキャッシュ ドライブを選択し、ディスク グループからの削除を実行します。

この結果、実際には”ディスク グループの削除”が行われました。

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図内下の”最近のタスク”内をご覧頂くと、”Remove disk group from the vSAN...”と記述があり、DG自体の削除操作になっていることが確認出来ます。

理由としてはディスク グループを構成するには、必ず1本のキャッシュ ドライブが必要です。言い換えるならば、vSANにおけるディスク グループの最小構成は、”1本のキャッシュ ドライブと1本のキャパシティ ドライブ”ですから、最小構成を保てなくなるためディスク グループ自体が消失する形となります。

物理的な交換を行うタイミングとしてはこのタイミングで行い、SSDの交換を終えた後は、”ディスク グループの作成”を行えばGUI上の作業は完了となります。

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作業対象のホストを選択後、緑のプラスマークを持つアイコンをクリックします。

ディスク グループの作成ウィザードは次の通りです。

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上のリストではキャッシュ ドライブ、下のリストではキャパシティ ドライブを選択します。

作成が終わりましたら以下のように元のディスク グループが復活しました。

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上記操作に加え、最初に紹介したケースと同様にvSANの容量面でも欠損した容量が復活したかも合わせて確認をするとよりよいと言えるでしょう。

<シナリオ3>

キャパシティ ドライブ1本障害:重複排除有りの場合

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重複排除と圧縮(有効) / キャパシティ ドライブの障害のケース

”重複排除と圧縮”が有効な場合、キャパシティ ドライブ1本の障害であってもディスク グループレベルでの障害扱いとなります。

重複排除および圧縮の使用

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このため、交換作業を行う上ではディスクグループの削除が必要となります。

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”重複排除と圧縮”が有効な場合、DG内からのドライブ削除時にはこのようなメッセージが表示されます。

ディスク グループの削除は可能なので、削除を行います。本メニューは問題なく動作します。

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本シナリオでは、”データを移行しない”のみ利用可能です。理由は既に本DG内のデータは全てアクセス不可という扱いのため移行対象のデータへアクセスが出来ません。

ディスク グループの削除が完了しました。作業対象だったesx-01a.corp.localのみディスク グループが存在しない状態になりました。(これは想定される正常な結果です)

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この後は、新規のディスク グループ作成が出来ますので、障害ディスクを物理的に交換後、元のディスク グループに存在した正常なドライブと交換後のドライブで元のディスク グループを構成すれば交換完了だと言えます。

上記の作業の画像キャプチャについては、本記事内シナリオ2内のものと同じであるため割愛致します。

<シナリオ4>

キャッシュ ドライブ1本障害:重複排除有りの場合

上記のケースは、シナリオ3と同じです。そのため画像や記事そのものも割愛致します。

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こちらに記述があります。”重複排除と圧縮”が有効である以上、キャパシティかキャッシュか問わず発生しうるケースは同じだと言えます。

以上です。本記事の内容が、皆様のvSANクラスター内でのディスク障害解決の役に立つことを祈ります。

 

<本検証を行った上で利用した追加情報>

  • Disk Failures内のスクリプトを利用した疑似エラーフラグを利用して障害を発生させています。
  • 上記スクリプトを利用した際、即座に障害フラグが発生しない場合は”ストレージの再スキャン”を該当ホストに対して行えば結果が反映されます
  • HOL内ではHOL起動直後はvSANが構成されていません。そのためデスクトップ上のスクリプトを利用して自動的にvSANは構成可能ですが、それを利用した場合"重複排除と圧縮”が有効化されます。
    手動でそれを無効化した場合、無効化後のディスク グループは”重複排除と圧縮”ベースのディスク フォーマットを持っているため、一旦手動でディスク グループ自体も削除、再作成を行うことで、
    ”重複排除と圧縮”未使用状態としてのvSANを検証材料ついて利用することが出来ます。

 

自宅ESXiラボでストレージを構成するには?

今年も早いもので、あっという間に12月ですね。VMworldがほぼ1ヶ月前と言うのが信じられません。

さて、今回の本題ですが”手軽に構築するvSphereホームラボ環境”についてです。

先日あるお客様先でトレーニングを提供したのですが、vSphereの真価を伝える上でインフラ上必要となるのが”共有ストレージ”でした。

 vSphere vMotion, vSphere HAの二大機能はやはりユーザー数も断トツですしこれらの全体には”共有ストレージ”が含まれます。

 

一方で一般的に”ストレージ”と聞くと”流石に自宅には置けない...と言う人ばかりだと思います。概ねその理由は次の通りです。

  1. 設置スペースの問題
  2. 音と熱の問題
  3. 金銭的コストの問題 

家庭持ちであれば、これらの設置について家族に理解いただく必要がありますね。

今回の記事ではそのような問題点に対して、うまく対処する方法を3つ紹介致します。

なお、本記事が想定するホームラボ環境は次の通りです。

<前提条件>

  • 既に1台以上のESXiホストを持参している
  • 上記環境が1台のみのESXiホストをご持参である場合はネスト環境(ESXi on ESXi)を想定した環境となります。
  • 上記環境が2台以上の物理ESXi環境の場合、物理環境にてクラスタ環境を構成可能です。 

<ホームラボ環境構築方法>

  1. SOHO, Homeユーザー向けNAS製品を利用する方法
  2. ストレージベンダー提供の仮想ストレージアプライアンスを利用する方法
  3. ネスト環境で構成するvSAN

1. SOHO, Homeユーザー向けNAS製品を利用する方法

メリット 物理ベースの管理が可能、独立したリソース

考慮事項 金銭面及び設置スペース

 

この場合、最近自宅で導入するNAS製品が流行っていますが、それらをiSCSINFSでマウントするといった手法を示します。例えば次のような製品です。

金額としてはエンタープライズレベルのコストはかかりませんし、設置も小さなものを選べば卓上でも設置は出来ます。

今回紹介したQNAPは、私が個人的に持参をしていたNASのベンダーだったのでご紹介しましたが、勿論SynolgyやBuffaloなどのメーカーも同様のHome NASを展開しています。

※本ブログは私が個人的に行っているブログであるため、勿論私が所属する団体も含めての推奨などでは無いことはご理解の上本記事を参照ください。

www.qnap.com

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VMware互換性ガイドにも掲載があります。

VMware Compatibility Guide - Storage/SAN Search

自宅でiSCSIを使う日が来るとは...という感じですね。

iSCSIとは、TCP/IPプロトコルカプセル化したストレージ通信です。いつも私はトレーニングで”LANケーブルを使ったストレージ通信”とよく伝えることがあります。

(厳密に言えば、勿論それ以外のメディアも使われますがシンプルに伝えるためにこのように伝えています)

2. ストレージベンダー提供の仮想ストレージアプライアンスを利用する方法

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メリット 無償でストレージが使える、ストレージ自体の勉強にもなる

考慮事項 パフォーマンス実環境と比べると低い、全てのストレージベンダーが同じようなアプライアンスを提供しているわけではない

 

こちらの方法は具体的な例を挙げますと、Dell EMC Unity VSAがあります。

これは非本番環境であればライセンス無しで利用することが可能です。

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Dell EMC Unity! カラーリングが個人的には好きです。

https://japan.emc.com/products-solutions/trial-software-download/unity-vsa.htm

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仮想マシンとして、Dell EMC Unityを展開可能です!

VMware互換性ガイドにもしっかりと記述があります。

VMware Compatibility Guide - Storage/SAN Search

例えばネスト環境を構築したとして、ネストESXiを2台用意し、本ストレージをiSCSIベースで接続をすれば手軽に2ノードvSphere HAクラスターが構成出来ると言えます。

 

3. ネスト環境で構成するvSAN

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メリット 全ての手法の中で最もシンプルな構成になる

考慮事項 vSANがメインとなるので、一般的なSANストレージの知識は身に付かない

 

言わずと知れたvSANです。SANストレージに拘らなければvSANを使えば手軽にクラスタリングが組めます。通信方式はiSCSIなどの形式を取らないのでストレージアダプター設定も要らないので楽チンです。一方でiSCSIストレージなどの場合はiSCSIターゲットマウントやLUNマスキングなどの設定を行いますので、体系的なストレージ学習には向きません。

なんでも良いのでvSphereクラスターを組みたい、と言う方に向いている手法です。

 

是非ご自身の目的に合ったストレージのタイプを見つけて頂ければ幸いです😊

最後にですがそもそもNested環境についてまとめられた記事をご紹介致します。

VMwareのソリューション アーキテクトであるWilliam Lam氏がNested環境の構築についてのまとめを掲載されています。英語の記事ではありますが、これ以上にないくらいよくまとまった記事になっていますので是非ご一読されることをおすすめ致します。

www.virtuallyghetto.com

VMware認定インストラクター兼vExpertによるVMworld 2018 レポート(スペイン、バルセロナ編) - Day 6. Breakout Session&会場レポート

いよいよVMworldの最終日です。期間は月曜日から木曜日までの4日間ですが、短いと思えますが体力勝負のため、これくらいが限界です。(頭をつかうのもそうですし、会場が広いので毎日足が痛いです)

 

最終日になってきますと、まず会場内の参加者数が減ってきたな、と感じます。

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VMworldの最終日、キャリーバッグを持参している人がたくさんいます

VMworldは全4日間工程ですが、入場費用は1日単位から購入が出来るため、最終日をもともと参加しない方が多いのだと思います。

参加をしてみてわかったのは、4日間のうち、2日目と3日目が特にメインイベントが集中していました。

  • 2日目:パット・ゲルシンガーによるゼネラルセッション
  • 3日目:VMworld Festa開催

勿論上記だけではなく、Breakout Sessionの内容についても2日目や3日目にはメジャーな内容が大変多くある印象です。

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最終日の朝食、最終日までvBreakfastは抜かりありません、さすがです。

VMworldに参加をして感じたのは、テクニカルセッションへの参加というのは勿論ですが、エンジニア同士の交流、ネットワークを作るということ勿論重要だということです。

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VMware Education Senior InstructorのJoel (AirWatch系のインストラクター)との1枚

貴重な出会いの記念に、こんな風にサインを貰ったりしました。

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ミーハーかもしれませんが、サインをVCIのTimから頂きました:)

また小ネタですが、提供される食べ物についてはアレルギーや宗教上の理由にて食べることができないものなどがある方向けにしっかりと記述があります。徹底されていて素晴らしいですね。

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以降は当日参加をしたセッションについてです。

  • VxRail and VMware Validated Designs: Chocolate and Peanut Butter?(PRV2197BE)
  • vSAN Stretched Clusters Technical Deep Dive (HCI2088BE)

★Breakout Sessions★

1.VxRail and VMware Validated Designs: Chocolate and Peanut Butter?(PRV2197BE)

https://videos.vmworld.com/global/2018/videoplayer/27182

(質疑応答も録音されており、私の質問も録音されていました(笑)

資料のダウンロードリンク Click Here(VMworld EMEAの資料です)

本セッションでは、VVD(VMware Validated Design)に準じて、理想的なSDDCを構成する上で、更にVxRailを物理ハードウェアとして利用する場合に、どのような点に着目する必要があるか、というお話でした。

 

セッションの前半では、SDDCというスタイルが今後主流になっていく中、これまでのデータセンターのあり方から設計思想や考慮事項が変わる事に対し、何を基準にして効率良いデータセンターにしていくか?という話でした。

www.vmware.com

将来的にVCDXの取得も視野に入れている私は、デザインについて学習を開始しているのですが、その際にこのVVDについては既に確認済みでした。仮想インフラストラクチャを構成する際に、ハードウェアの選定やラッキング、物理及び論理的なネットワークの構成のベストプラクティスを知りたいという人はVVDは是非参考にしてみましょう。

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VVDは相互互換性や時間効率、高い管理性と拡張性、セキュリティとコンプライアンスなどの要素を守るために構成されたデザインガイドです。この点からもデザインの基本として採用する理由がこれらにあります。

また、VVDを基とした環境展開について、VCF(VMware Cloud Foundation)はサポートしています。

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私としては自社製品がプロジェクト Dimensionという形でVCFも業務に関係してくるためVVDについての理解は製品自体の利用のされ方に直結するため、より一層VVDへの理解を高めなくてはと感じました。

VVDはこれまで数回の更新を経て現在ではversion 4.3に至ります。

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基本的にはクォーター毎に更新をしているようです(動画内で本質問をスピーカーに投げかけてみました)

 

ここまではVVDの話でしたが、この後はHCIとして業界をリードするDell EMC VxRailを使ったVVDベースでのデザインについてのお話です。

 

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管理系及び本番環境系を別クラスターで構成しましょう

サイトレベルでの保護を考慮した場合には、最低でも2サイトを準備することについても語られています。

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この際のサイト間でのデータ同期については、"vSAN Streched Cluster"を利用することで、データのレプリケーションの複雑さを排除し、vSANの標準的な機能を利用するだけで、手軽にメトロクラスターが構成出来る、という点がアピールされていました。

最近流行りみたいですね、メトロクラスター。

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時間の尺の兼ね合いもあり、本セッションでは、VVDとは?/VxRail用のデザインガイドがあること、という大きく2つの点が紹介されていた印象でした。

尚上記で紹介があるスライドの情報は、すべてこちらのリンク内に纏められています。

EMC Community Network - DECN: VMware Validated Design 4.x on VxRail Deployment Guides

 

2. vSAN Stretched Clusters Technical Deep Dive (HCI2088BE)

https://videos.vmworld.com/global/2018/videoplayer/27117

資料のダウンロードリンク Click Here(VMworld EMEAの資料です)

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Streched Clusterの概要:サイトレベルでのクラスタリング

VVD with VxRailの話を聞いた後に、”Streched Cluster大事だなー”と思い、もともと参加予定だったセッションから本セッションに変更しました。また別記事でも記述はしますが、VMworldのセッションは技術レベルがLv100/200/300の3段階があります。

何個かのLv100と200に参加をしたのですが、既に知っている情報ばかりだったため、知識欲を満たすためにはLv300でないと新しい情報が得られず、この時間帯に空いていたLv300がこれしかなかった、というのも理由です。

 

さて本セッションの内容は、主に次のような内容でした。

  • vSAN ストレッチクラスターとは?その概要と仕組み
  • vSAN ストレッチクラスターの利用事例
  • Day1及びDay2オペレーションについて(Day1 = デプロイ、初期設定 / Day2 = 運用)

 

概要と仕組みについてははじめての方向けに解説をするとすれば、RAID1のミラーリングをサイトレベルで行うというものです。

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サイト間ではRAID1ミラーですが、サイト内ではRAID5やRAID6での保護も可能です。

例えば100GBの仮想ハードディスクを持つ仮想マシンをこの手法で保護する場合は、東京データセンターで100GB、大阪データセンターで100GB、合計200GBのようにデータを各サイトで保持します。各データセンター内で、この100GBを単一のホストで保持する事もできますし、更にRAID5や6として取り扱う事もできます。(vSANでのRAID5/6にはオールフラッシュvSAN及びライセンスが必要となります)

 

利用事例ですが、トレーニングでもよく取り扱う2つの例が紹介されていました。

まずはリモート、支社オフィス用クラスターです。巷でよく聞く2ノード vSANというやつです。上記で紹介した2つのサイト(東京/大阪)でデータを持ち合うという考え方を応用して、単一データセンター内の2つのサーバーにおいてしまえば支社のようにITリソースが限定的なサイトでも気軽にHCIを持てるという考え方です。

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支社サイトはたったの2台のx86サーバーだけの設置で良いという構成です。

もう1つはvSANはVMware社のソフトウェアストレージソリューションですが、vSphere Replicationとの併用でレプリケーションも出来るというものです。VMware提供の機能だけでストレージで一般的な機能が全て使えてしまうのは驚きですね。

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Day1及びDay2オペレーションについてはマニュアルに掲載があるような要件の紹介でしたのでスライドは割愛します。以下のURLを参照下さい。

https://docs.vmware.com/jp/VMware-vSAN/index.html

 

Deep Diveセッションという事でWriteとReadのIO動作の違いについて言及がありました。

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上がWrite/下がRead

この点もvSANの基本コースではお話している内容ですが、Writeはサイト間で即時同期されます(Sync型です、Asyncではありません)トレーニングではProxyの存在まではお話はしませんので、このスライドはその意味では新しい情報に出会うことができました。Readは常に仮想マシンのホストサイト内で発生します。(Read Locality)

 

ここから先は障害シナリオの紹介でした。(これも基本的には講義で取り扱っている内容です)

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シナリオ1:優先サイトの停止=停止サイト上の仮想マシンが全て対向サイトに、vSphere HAによってフェイルオーバー

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シナリオ2:優先サイトはRAID6保護だが、障害が3つ発生しているため優先サイトは停止。但し仮想マシンのデータは対向サイトで保護されている。

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シナリオ3:優先サイト及び監視サイトの停止、この場合は右サイトが許容出来る障害範囲であっても仮想マシンの継続稼働は出来ない

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シナリオ4:データサイト間接続性のロスト=Write IOの同期が出来なくなるため、すべての仮想マシンのIOをコミットするために単一サイト内で全てのWrite IOをハンドルするようになる。(つまりvSphere HAでフェールオーバーの発生))

と、以上のように障害シナリオを話している間にセッションは終わりました^^;

Level300、Deep Diveという説明につられて参加をしてみたものの、概ねvSAN Deploy & Manageコースで取り扱う内容だったので、復習的な形で最後のセッションを終えました。裏を返せば、これだけわかっていれば、Streched Clusterについてはシニアなレベルに到達出来た、と言ってもいいのだろうと感じました。

 

最後のセッションも終え、この日は最終日ということもありこれまであったブースなどの片付けも日中に開始されました。

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この風景が、旅の終わりを思わせます。ありがとうSolution Exchange!

寂しさを感じながら会場の出口へ向かうと...

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Thanks a lot! VMworld! will come back in future again!

とても充実した4日間でした。この後は、Virtual hive-jpの@yueisu913さんと一緒にバルセロナ内で食事をして、お互い帰路につきました。

当ブログ内でも@yueisu913さんのリンクは紹介していますが、私と同じくVMworld 2018の記事を掲載されていますのでよければ是非ご覧ください。

https://virtualhive2.wordpress.com/

 

今回の記事はこれで以上です。この記事を書きながらまた将来的に是非この地に帰ってきたいと強く思いました。

 

Thanks you so much, VMware Education Services members, VMUG members, every speakers on my sessions, friends in DEES EMEA members and VMware

Of course, my manager, direcotr , hanks secure budget for my trip to Barcelona!

 

外部ブログ 寄稿記事まとめ

Dell / Dell EMC vExpert紹介】

本記事寄稿時点でのDell及びDell EMC社所属のvExpertの紹介ページです。

Dell / Dell EMC所属のvExpertのご紹介 | Dell 日本

 

Dell Tech Center:0から学ぶサーバと仮想化シリーズ】

本シリーズでは、初めて仮想化を導入する方を対象とし、その仕組みやメリットを当社のPowerEdge Serverをベースとして全10回で解説をしています。

0から学ぶサーバと仮想化 Vol.01 仮想化のメリット | Dell 日本

0から学ぶサーバと仮想化 Vol.02 ハイパーバイザーの初期セットアップ | Dell 日本

0から学ぶサーバと仮想化 Vol.03 仮想環境の管理画面 | Dell 日本

0から学ぶサーバと仮想化 Vol.04 仮想マシンの作成 | Dell 日本

0から学ぶサーバと仮想化 Vol.05 ESXiホストのハードウェア管理 | Dell 日本

0から学ぶサーバと仮想化 Vol.06 ESXiホストのファームウェア更新 | Dell 日本

0から学ぶサーバと仮想化 Vol.07 ESXiホストのネットワーク設定 | Dell 日本

0から学ぶサーバと仮想化 Vol.08 ESXiホストのストレージ設定 | Dell 日本

0から学ぶサーバと仮想化 Vol.09 PowerEdgeサーバでのハードウェア診断機能 | Dell 日本

0から学ぶサーバと仮想化 Vol.10 vCenter Serverの役割 | Dell 日本

 

 

VMware教育本部様 ブログ:VCIが語る!シリーズ】

本シリーズでは、VMware認定インストラクターの立場として、寄稿時のインフラトレンドの紹介と、”なぜトレーニングが必要なのか?”という2つの側面からVMware製品及び公式トレーニングコースを複数回に渡って紹介しています。

 

<ストレージの仮想化編:vSAN(旧Virtual SAN)>

【予告】 VMware certified instructor (=VCI) が語る!今、学ぶべきホットな仮想化テクノロジー! - vSAN Deploy & Manage - VMware Japan Education Blog

VCIが語る!今、学ぶべきホットな仮想化テクノロジー!- vSAN Deploy & Manage(前編) - VMware Japan Education Blog

VCIが語る!今、学ぶべきホットな仮想化テクノロジー!- vSAN Deploy & Manage(後編) - VMware Japan Education Blog

 

<ネットワークの仮想化編:VMware NSX>

VCIが語る!今、学ぶべきホットな仮想化テクノロジー!- VMware NSX Install, Configure, Manage(前編) - VMware Japan Education Blog

VCIが語る!今、学ぶべきホットな仮想化テクノロジー!- VMware NSX Install, Configure, Manage(後編) - VMware Japan Education Blog

 

VMware教育本部様 ブログ:VCI Day Report】

VMware Education Services主催のインストラクターミーティングのレポート

VCI Day Report in バルセロナ - VMware Japan Education Blog

VMware認定インストラクター兼vExpertによるVMworld 2018 レポート(スペイン、バルセロナ編) - まとめ 随時更新

最終更新 - 2018/12/03 14:46(JST)

<まえがき>

本ブログを始めてから間も無く2年が経過しようとしています。 
ブログを始めた頃の私は、VMware認定トレーナーとしても経験も短く、vExpertでも無ければ、ましてや海外でのトレーニング提供なんてした事も有りませんでした😳今やvSphereは勿論、vSANもNSXも、更には間も無くVxRailについてもインストラクターとして活動して行く予定で有り、vExpertも2年目、海外でのトレーニング提供も多分3-4回くらいになります🇲🇾🇨🇳(トレーニングで訪問した国)

今回は長編になります😊そんな私が部門内のVMworld参加メンバーに抜擢されたのでそのレポートです。

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<VMworldとは>

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VMware及びパートナーによる技術情報発表と交換の場だと言えます。

https://www.vmware.com/jp/products/whats-new.html

世界中でトレンドになっている事例の発表や今後の製品ロードマップ紹介、新機能の発表など技術者垂涎のネタが、VMwareの開発者やそれに携わるメンバー達から行われます。年2回、アメリカとヨーロッパで開催されており、私はスペインのバルセロナで開催される回に参加をします。

<VMworldを最大限に楽しむための十か条>

  1. Youtubeなどオンライン上には過去のセッションがUpされているので予習をしておく事(過去のVMworldで取り扱われたセッションもあるため、会場でしか聞けないものを選ぶため)
    また事前に参加予定のスピーカーの動画があればそれを聞いておく事、英語のリスニングが苦手な人は耳を慣らしておく必要がある

    www.youtube.com

  2. 資料はイベント中または終了後に入手可能であるため、資料のメモなどは最低限で済ませ、リスニングと質疑応答に集中すること https://videos.vmworld.com/global/2018
  3. ブレークアウトセッションはレベルが3段階ある。Level300が最も高く、通常Web上でお目にかかることが難しい情報はこのセッションで出会うことが出来るため、Level300のセッション参加がおすすめ
  4. 質疑応答で積極的に質問をすること、VMworldで質問をするという事は簡単にWebや本で得られないレベルの質問をする必要があるため、質問を考える際に自分自身の技術レベルが磨かれます。
  5. スマートフォンアプリ”VMworld”を早めにダウンロードし、参加するセッションを早めに予約する
  6. 参加したいセッションが満員になっても諦めない、開場後に空きがあれば入れる
  7. 会場はとても広い、革靴ではなく動きやすい靴を履く事
  8. 基本的に会場内のドレスコードはカジュアルでOK、服装については動画や写真などを見ればイメージが湧きます
  9. 飲食物は会場で全て賄えます(全て参加費用に含まれているためフリーです)
  10. Solution Exchangeでは知らないブースにも積極的に足を運び、知識とノベルティを忘れず持ち帰る

     

<VMworld 2018 General Session>

 

<VMworldのビデオリプレイ及び資料ダウンロードリンク>

以下のリンクから、毎年のVMworldの資料入手及びビデオが確認出来ました。

https://videos.vmworld.com/global/2018

現地参加組でも見逃したセッションをここで確認することが出来ます。

 <著者による日毎の投稿> 

instructor8010.hatenablog.jp

instructor8010.hatenablog.jp

blogs.vmware.com

instructor8010.hatenablog.jp

instructor8010.hatenablog.jp

instructor8010.hatenablog.jp